食事と言うのは現在では1日3回という習慣になっていて、それが最も良い食べ方の様に言われることも有りますが、中には食事を1日5回に分けて少しづつ取っている人もいますし、以前は1日2回が普通だった時代も有ったのです。現在でも野生の動物を考えれば分かりますが、1日3回規則正しく食事を摂るような動物はまずいません。どの動物も食べられる時に食べると言うのが基本です。人間の場合も本来はそう言うものであった筈です。
もう少し考えてみましょう。現在では1日3回の食事は基本としてもその間にもお茶を飲んでその時に間食をする人もいてそれが習慣になってしまっている人もいます。そういった間食を減らせばよいと良く言われますが、中年になるまでそういった習慣で生活を続けてきたような場合、実際にはこの習慣と言うものを変えることは大変つらく難しいことです。しかし考えなければならないのは本当にそういった食事や間食を体が必要としているのでしょうか。
勿論食事の場合3回で1日の適正量を摂取することは必要ですが、朝と夜だけで適正量を満たしているとすれば実際には体は昼食を必要としていないのかもしれません。また3回の食事でも必要量を満たせないとすれば間食が必要な人もいるのかもしれません。要するに食事の時間だからと言ってお腹もすいてないのに食事を摂ったり食事の時間でもないのにお腹が空いてしょうが無かったりするわけです。そこでまず自分が食事の時にどう感じているのかを良く考えてみるようにしましょう。
実際の場合メタボと言われるような人でダイエットが必要な場合には通常3回の食事に更に実際には必要ない間食を習慣として入れていると言うパターンが非常に多いと思われます。そこでこの必要の無い間食をどうすれば良いのでしょう。習慣上なかなか止めることが出来ないので、強引に止めてしまうと時間になればお腹が空いていなくても何となく口が寂しくストレスが溜まることになります。そこで何かを口に入れることを考えてみましょう。
私が実践している方法を紹介すると、野菜をスティック状に切っておいて何となく口が寂しいと言う場合にはこれをつまむようにしています。野菜でも多少のカロリーは有るかもしれませんが、これであれば一応お腹にも溜まりますし、不足しがちの食物繊維も摂れますから他のものを食べるよりもずっと良い方法ではないでしょうか。もちろんいつまでも続けると言う事では無くて徐々に量を減らしていくようにすれば、そのうちには間食と言う習慣から抜け出ることも可能だと考えています。
もう一つ実践したいのが、食事にかける時間です。良く早食いは良くないと言われているように一気に沢山食べてしまうと満腹と言う信号が脳に伝わる前に大量に食べてしまう事になりますが、ゆっくり食べていれば必要な食事量に達した時に満腹の信号が脳に伝わり、適正量の食事に抑えることが出来そうです。また食べる順番は先ず野菜を食べてからにすることで他の食物の吸収を抑えることが出来るようになり、カロリー摂取が抑えられます。