ダイエット仲間がいても競争してはいけない!マイペースが一番

病気というのは人によって症状が違います。また体の状態も違いますから治療方法もまた違って来ることになります。例えば漢方薬などでは全く同じ症状であってもその人の状態に合わせて薬の処方が違って来るのだそうです。まあ西洋医学でも多かれ少なかれその人の体調に合わせることは普段から行われているのでしょう。メタボも病気の一つですから、その治療法の一つであるダイエットもやはり患者それぞれに方法が違ってきます。したがって効果の出方もそれぞれ違います。

ダイエットを行う際同じようなメタボ親父に声を掛けて一緒に運動などすることは大変良いことなのですが、問題も有ります。同じような症状で同じようにダイエットが必要と言うことになると、ダイエットの進捗に競争が生じます。私は2kg痩せたがあなたは何kgと言うように普通に交わされる会話だと思うのですが、どうしても競争心が出てきてしまいます。多少は励みにもなって良いかも知れませんが、先程言ったようにダイエットはやり方も効果の出方もそれぞれ違うことを忘れてはいけません。

つまり競争しようにも土台が違うのです。比べても意味が無いと言うことを理解しておく必要があります。もしどうしても競争したくなってしまう場合には一緒に頑張ると言うことは見直した方が良いでしょう。病気の治療は医師の指導の下、患者それぞれが行うことです。マイペースで行なうしかないのです。無用な競争は悪い結果しか生みません。もし同僚などと一緒に運動を行おうと言う場合には、予め競争ではないから比較するのであれば抜けさせてもらうことは言っておきましょう。

また自分自身との競争もやめてください。どういうことかと言うと以前行ったダイエットでは一か月で2Kg痩せられたから今回も同じ程度は痩せてもおかしくないはずだ考えることです。以前と今では当然自分自身の状態と言うものは変化しています。要するにさっき言った同僚との比較と同じことになるのです。したがってダイエットを行う場合には、あくまで医師の指導の下に作成したダイエット方法に従ってマイペースを維持すれば良いのです。

マイペースで行なった結果があまり良いものではなかった場合には、ダイエットの計画自体に問題が有ったのかもしれません。そこでやぱり同僚と競争した方が良かったと考える人もいるかもしれませんが、決してそうは考えないでください。ダイエットの計画は医師が現状の体の状態を考えたうえで作ったものですから、それ以上のきついダイエットをしたら痩せたかもしれませんが、体調を壊した可能性も大いにあったのです。決して競争した方が良かったわけではありません。

さて同僚には及ばなかったが効果はあった時のことを考えてみましょう。そういう場合ちょっと悔しい思いをしますし、同僚の方はしてやったりと思うかもしれませんが、それも間違いです、効果が有ったのですから同僚の方がどうだったかは関係ありません。効果が上がった以上、同様の方法を継続してマイペースでダイエットを継続することが重要です。最終的にダイエットが成功してメタボが改善されることが目標なのですから、第一歩としては大成功なのです。