メタボの隠れた原因はストレス!自分のストレス解消法を探そう

肥満が原因で様々な病気を引き起こすと言うことが分かってきましたがメタボもその一つです。メタボの診断に利用する肥満や高血糖・高血圧・脂質異常症は摂取エネルギーが大きすぎたり運動不足が原因で発症すると考えられていますが、もう一つ注目されている原因が有ります。それはストレスです。これまでストレスのような心的な事を病気と結び付けて考えることは少なかったのですが、実際にはストレスが病気にも大きな影響を与えていることが有ると言うことが分かってきたのです。

まず肥満を考えてみましょう。肥満は実はインスリン抵抗性の原因になっており、このインスリン抵抗性が高血糖・高血圧・脂質異常症の原因であることが分かり、実は肥満が根本的なメタボの原因になっていると言って良いでしょう。この肥満は食事内容や運動不足に左右されることは述べましたが、ストレスによっても過食になる事が有り、結局肥満を誘発する可能性もあります。したがってこういう面でもストレスはメタボの一翼を担っているのです。

またストレスは体の働きに大きな影響を与えることがあり、場合によっては高血糖・高血圧・脂質異常症の原因になる事も有ります。例えば職場に行くとストレスから高血圧になるが、家にいると全く問題が無いとか、精神的な糖尿病と言うものも良く話に聞く事です。このためメタボでこれらの病気が有る場合にはストレスによって更に症状が悪化することに繋がる可能性があります。ストレスと言うのはこのように大変厄介で様々な病気の原因になっているのです。

そこで特にメタボ親父の場合にはストレスを溜めないことが重要ということになります。会社員の場合は仕事中はストレスを感じざるを得ないかもしれませんが、その日に感じたストレスはその日に解消してしまうように出来れば溜め込むことも無くなります。そこでまずは自分がどのようなストレスを感じているのかについて良く考えてみましょう。場合によってはストレス解消の為に行っている同僚とのお付き合いが実はストレスの元だったと言うことも有るので要注意です。

次にストレスを感じると考えられるものについてそれを避けることが出来るのか、避けられない場合には、ストレスを感じないようにできないか、少なくとも感じるストレスを小さくできないかを考えて見てください。避けようがなければ次にその解消法を考えます。酒を飲むのでも良いですが、家族と話をしたり、その日に解消できない場合には休日に何か楽しいことを行なっても良いでしょう。何もしなければ徐々に蓄積されてしまいます。

重症になってくると自分では解消できないことも有ります。そうなると依存症になったり引きこもりになったりする場合もあって、メタボにも悪影響が出る可能性が十分考えられます。もしどうしてもストレスの解消が出来ていないと考えられる場合には、思い切って心療内科を受診してください。本人だけでも良いですし、家族と一緒に行って一緒に治療に参加してもらっても良いでしょう。家族の協力がストレス解消の第一歩になる可能性も有るのです。